泥水をすすりながら

復職初日です。さすがに緊張しました。

なんとか会社に行って、なんとかみんなに挨拶をして、なんとか帰りの電車によって帰ってくる。まずはそれができたら良しとしよう。

 

そうです。もはや僕は人ともしゃべれなくなっていましたから。そして休んだことにより「会社に行く」ことすら普通にできない状況です。途中で帰ってもよいという前提で家を出ています。

あんなに営業していた人間が変われば変わるものです。

でももう止めました。あの頃の自分はもういませんし、たぶん戻せません。今の自分を受け入れて、認めて、そこが現在地の能力です。もう止めましょう過去にできたことを求めるのは。これからできることを1つずつ増やしていけばいいです。・・・今はまずは会社に行って帰るのです。

 

なんとか1週間会社に行って、帰ってきます。でもそれだけでとても苦しいですしとても悔しいですしプライドもやっぱりズタズタです。会社での作業は資料整理だけです。もちろん引継ぎ含めてなのでほとんど僕の過去資料の段ボールの山なんですが・・・あんなに慌ただしくいろんな仕事をしていたのに、今は資料の整理だけして会議にも呼ばれずみんなに気を遣われて1日を終えるのです。

「こりゃさすがにきっついなー」

泥水すすると覚悟を決めていましたがさすがに厳しい毎日です。

 

そこから異動をするのですがこのプライドズタズタ期間、ショムニ期間が半年ほど続くのでした。

 ぜいたくは言えませんがね。